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【模写に対する考え方】これから絵を描き始める人へ その9

公開日: 

どうもmoeraです。
このブログでも模写関連の記事を何個か出していますが、やり方は分かるけどうまくいかないという声がありましたので自分の考えをまとめていきます。

関連これから絵を描き始める人へ その1


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模写した後のオリジナルがダメダメ

模写した後は上手くなった気分になりますが、大体錯覚なのでここで心が折れるパターンが多いです。模写が上手く見えるのは上手い人の完成品を模写してるわけなので、当然っちゃ当然なんです。大事なのは『上手く描く』ではなく、『何を得たか』です。

そして、これは基礎ができていないが為に起きてしまう現象です。重要なのは自分の中にある基礎力です。その基礎を鍛えるのが模写でもあります。
ただ、間違った方法の模写は何の意味が無いので意識して描く事が大事。

また、模写→オリジナル→デッサン、といったローテーションを組むのが一番ですが、模写→オリジナル→模写でも十分効果はあると思います。

違和感がある

観察眼が足りていない事で起きる現象。これを解消するには全体を見ながら描くということを意識する必要があります。グリッド模写などで感覚を矯正するのもいいと思います。今までの手癖や固定観念を壊すという目的もあるので見たまんまを描く事が大事。

感覚を忘れてしまう

一番良いのは忘れない内にまた描くこと。3日空けてしまうと大体リセットされてしまうので時間がなくても描く。どうしても空いてしまう場合はとりあえず絵の事だけを考えます。人の観察など。

活かし方がわからない

逆にしてみるといいかもしれません。模写をしてから描きたい絵を描くのではなく、描きたい絵を描くために模写をする。こうすることで模写する対象が絞れます。
前者だとぼんやりとしたイメージで描くことになりますが、後者は目的がはっきりしています。体は模写で顔はオリジナル等の活かし方もありますが、この場合の注意点はツギハギでアンバランスにならないようにすること。

理解とは

理解するというのは、構造の理解、またはどの角度からも描けるようになるということです。
服のしわも然り、模写で学べるものは沢山あります。
理解できたかどうかは見ないで別角度からも描けるようになれば理解できたと言っていいと思います。模写はきっかけであり、理解を深めるのはその後の自分自身の行動です。

また、人体を深く理解するには人体解剖図など、よりディープな参考書が必要です。『自分なりに理解する』というのは結構大変な作業です。

簡単な説明で理解できる人、より深く説明しないと理解できない人という様に、落とし所も人それぞれでそれを見つける作業も絵の練習といってもいいでしょう。
要は自分にあった資料、参考書を見つけることです。

練習過程の一例

私が初心者だった頃から今までの練習過程などを書いていきます。※人物絵

1.
とりあえず好きな絵の模写とか二次創作してた。これは今でも続けている。

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2.

本格的に練習しようと思う様に。
模写する際は、この部分を描けるようにする、など目的を決めます。
『大雑把に模写する』だけでは練習のテーマが薄れて身に付きにくくなるからです。そして模写対象の選択も重要となってきます。

描き始めて間もない方は右も左も分からないのでとりあえず全部を丁寧に模写しようとしますが、それで正解です。

この時、必ず丁寧に描くようにします。雑に描くことに慣れてしまうとこの先苦労します。逆に、雑に描くことも必要になる場合もありますが、それは別の話で。

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関連 意味のある模写をする

3.

見ないで描く事にも挑戦します。
これは今までは見ながら描いていた事を、イメージだけで描き上げる練習です。
絵はイメージで描く事が多いので、この力が付くと手が早くなります。

出来たら正解と見比べて何が駄目だったかを確認し、繰り返し見ないで描きます。
慣れてきたら今まで描く時に脳内が真っ白だったものが楽に浮かび上がってくるようになります。そうでないなら浮かぶまで練習する。(年単位は覚悟する)

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4.

人体が描けなかったのでポーズ集を模写。この時なるべく似たポーズは避け、シルエットが大きく異なる素体を選んでいく。微妙な違いは意外と何とかなるので。

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5.

次に絵を脳内で動かし、それを紙に写していく練習です。難しければ調べたり自撮りなどで確認。初めは大変ですが、誰もが通る道なので頑張りましょう。ポーズ集の練習がここで活きてくるはずです。

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6.

そして、数をこなしていくうちに、自分の得意な部分と苦手な部分が出てきます。
今までと同じように全体を模写するのは非効率的だと考え、苦手な部分をピックアップしてそれ以外は流して描く程度にします。

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7.

描けない絵はとにかく描くように。今はSNSなどでうまい絵が見られる時代なのでお手軽に練習できるようになりました。楽な絵を選ぶのではなく、難しい絵を選ぶように。自分の中の基準を上げていきます。

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おわりに

模写をそつなくこなせる程度の画力は絵描きにとって必須条件です。

そして模写の上達の為に模写をするのではなく、画力向上の為に模写という考えで練習しましょう。

関連【考えて描く】これから絵を描き始める人へ その8

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Comment

  1. 匿名 より:

    描きたい絵を描くために模写をした後は、自分のイメージで同じポーズを描くのと別の角度から見たポーズを描くのではどちらがいいのでしょうか…

    またオリジナルを描く際に所々の細部はイメージがハッキリせず参考資料を見て描いているので模写と似たような感じになりますが、少しズルをしてるような気持ちになってしまいます。

    • ☆moera ☆moera より:

      こんにちは、コメントありがとうございます!

      >自分のイメージで同じポーズを描くのと別の角度から見たポーズを描くのではどちらがいいのでしょうか
      苦手なものを描くのが良いと思います。どちらも大事な練習ですね。

      >少しズルをしてるような気持ち
      資料を見て描くのは当たり前なので罪悪感を感じる必要はないですよ。そして、それを払拭したいなら同じ絵を見ないで描いてみるのもいいですね。
      最初は人真似でいいんです。今は引き出しを増やす時期だと思うので描いたこと無いものを積極的に描くようにしましょう。

      • 匿名 より:

        似たような質問ばかりで申し訳ないですが、いつもコメントありがとうございます(´ ˘ `∗)

        立体感を出す為に影も描いてますが、こちらは自分のイメージ通りに描くのがいいですか?

        • ☆moera ☆moera より:

          いえ、できるだけ目標にしてる絵を真似するようにした方がいいです。
          リアルに描きたいなら光源をしっかり意識、これはデッサンしたり資料をよく観察して描きます。
          見映え重視なら影は適当でもOK。ソシャゲ絵などがそれに当たります。ただし、自分流はNGで上手い人の絵を盗むようにします。
          イメージだけだと失敗しやすいので見本の絵があるといいですね。

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