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少年(ショタ)の描き方

意味のある模写をする

公開日: 

どうもmoeraです。また模写回です。今回は模写をする上で大事なポイントを実践しながら解説していきます。

はじめに

模写は複製ではなく、構造を理解しながら描く練習です。

通常は練習してるうちに様々な『気付き』を蓄積させて上達していきますが、この『気付き』が無ければ意味を成さないものとなってしまいます。模写も同じで意識して描かないと、完成後の満足感のせいで「上達してる感覚に陥ってしまう」罠があるので注意です。

また、模写って意味あるの?と疑問の声をたまに見かけますが、そもそも元絵を見ながらである程度バランスが取れた絵を描ける画力は必須なので、疑問に思う以前にやるべき練習です。

意味が無いと判断してしまう方は模写が苦痛で諦めてしまう方、または間違ったやり方をしている方に多いと思っています。こればかりは合う合わないはあるので他の方法を探すしかありません。苦痛にならないためにも好きな作品を模写するというのが大事です。

そして模写をしたら次にオリジナルを描くこと。そこでわからない部分を見つけ模写で補っていきます。

自分に合った模写法を選ぶ

模写にも色んなやり方があります。その人が求めているものによって枝分かれしていくイメージですね。

■寸分狂わず完璧模写

観察眼や描写に対する体力を鍛えます。自分の力量を測りたい時にも使える。

■引用模写

比率、構図や塗り等を参考にし、自分流に描く。バランス感覚、考えて描く力が身に付く。ある程度描き慣れてきていて幅を広げたい時にやる。

■ラフ模写

ラフ模写はなるべく元絵に近づけつつも完璧に描かないバランス重視の練習法。でもクロッキーよりかは丁寧に。短い時間である程度の質で描けて得るものも結構ある。バランス、観察眼、レイアウト力などが身につく。最初はこれがおすすめ。

実際に描いてみる

今回はサーバルちゃんを模写してみます。かわいー!

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©けものフレンズプロジェクトA

ここで考えることは、自分の目的は何なのか。このサーバルちゃんから何を学ぼうとしているのかを考えます。
今回はラフ模写でバランスを鍛える事を目的とします。

▼まずは簡単な配置から見ていきます。ざっくりとこんな感じ。

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▼ラフにササっとアタリを描いていきます。

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▼ここでのポイントは、輪郭(青部分)を意識すること。輪郭が合っていれば大抵形になります。
逆に少し狂ってると後々の修正が大変なので、シルエットでしっかり捉えるように意識します。

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この作業でシルエットで捉えるという力が身に付きます。コツはぼんやりと見ること。
私はよく視線を、描いてる対象から微妙に外して客観的に見るようにしています。

また、顔のパーツは少しでもずれると違和感が出てしまいます。違和感が出た場合、何故違和感があるのかを考えます。これをひとつひとつクリアしていく事で正しいバランスが身についていきます。

大事なのはよく観察して整えていくという作業なので、なるべく自分の絵で描かないように注意しつつ、元絵と自分絵の比率が8:2くらいに留められれば許容範囲。新しい絵を取り入れる練習でもあるので、自分の絵になってしまうと新しい描き方が上書きされません。

目などの細部のバランスが崩れていくと「もう輪郭から直してったほうがいいんじゃね?」と思いそうになりますが、こらえてください。そうすると自分の絵に変わってきてしまいます。

輪郭が大体描けたら細部を描きこんでいきます。

細部を整える流れ

▼画像残すの忘れてたので描き終わってから追加で描いてます。

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▼斜めになってるので目が難しいです。微調整を繰り返します。
この微調整でバランス、観察眼が鍛えられます。

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▼今回は超正確に描くという練習ではないので髪などは破綻していない程度のバランスで描いていきます。目とあごに違和感があるので微調整します

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▼微調整しました。
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―追加ここまで―

▼細部が出来たので清書していきます。
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▼綺麗な線で整えていきます。この作業でラフな線から適切な線を選ぶ力を付けていきます。
ラフで終わらせずなるべく清書まで済ませましょう。余裕があれば色も塗ってもいいです。
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グリッド模写での注意点

模写の方法は他にもあり、グリッド模写というのもあります。これは元絵とこれから描く紙にグリッド線を引き、模写していく方法です。主にパーツの比率を覚えるのに適した練習法だと思います。

しかし、グリッド線に頼りすぎてしまうと意味が無いので、極力考えながら描ける程度の量にしましょう。
慣れてきたら徐々に減らしていくのがいいですね。自転車の補助輪みたいなものなのでなるべく早い段階で外せるように頑張りましょう。
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▼このようなメモリをつけて模写するのもいいです。
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模写をする時に考えること

基本的なポイントは以下の通りです。これらを頭に入れて練習します。

■シルエットで捉える
細部から描くより外側から描いていったほうがバランスが取りやすいです。

■線だけを追わない。全体を見る
一部分に集中してるとバランスが悪くなります。そして客観視できなくなったら人に聞くのが一番です。

■立体感をイメージする
見えない部分も描くような感じです。

■元絵選びに気を使う
手癖をつけたい場合を除き、描き慣れてる物はなるべく選ばない。その絵柄に染まりたいなら同じ系統の絵を選ぶ。

■復習する
鋼の錬金術師という漫画からの引用ですが、理解・分解・再構築、つまり理解し、バラしてまた組み立てる。これらをしないと『理解したつもり』で終わってしまいます。
一度模写が終わったら何も見ないで思い出して描いてみましょう。細かい部分は間違っていてもOK。大事なのはバランスがとれた絵に仕上がるかどうかです。

■疑問に思った事は調べる
よく分からないままにしていては後々困るので早々に解決しておきます。(物の構造など)
調べる癖もついて一石二鳥です。

そして、わからない部分、難しい部分は文字に起こしましょう。明確にすることでどうすればいいか対策が立てられます。

最後に

いかがだったでしょうか。あくまでこういう考えがあるよということで、これらがベストというわけではないです。また、模写はスランプや描き始めの手慣らしにとても有効な練習なので是非活用してください。

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Comment

  1. 匿名 より:

    変な質問かも知れませんが、模写で描いた体パーツ+頭だけ好きなキャラを資料見ながら考えて描くのもいいのでしょうか?

    • ☆moera ☆moera より:

      もちろんアリですよ!

      • 回答ありがとうございます(´ ˘ `∗)
        好きなキャラを描くために早速試します!!

        P.S.先生の解説はどれも解りやすくてとても助かってます!!
        これからも更新お待ちしております。

        • ☆moera ☆moera より:

          顔と体のミスマッチ感が出ないように気を付けてくださいね!
          私もまだまだ勉強不足なので一緒に頑張りましょう!

  2. 匿名 より:

    初めまして。最近萌えプラの存在を知って、頻繁に見に来ている者です。
    記事が分かりやすく丁寧でとても助かります!
    やる気のない模写の時もポイントごとに勉強すればペンも進みそうですね、早速実践してみます!
    更新楽しみにしてます!

    • ☆moera ☆moera より:

      こんにちは、初めまして!
      参考になれば幸いです!亀更新ですが頑張ります!

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