少年(ショタ)の描き方

パースについて考える

公開日:  最終更新日:2015/10/12

034.1

どうもmoeraです。
今回はパースについて考えます。

管理人もあまり得意ではない分野なので一緒に勉強していきましょう。

スポンサードリンク

 

基本的な3つを抑えれば大抵のものは描ける

一つ目が一点透視図法

456ff551a5101e490e58875b61b60286

二つ目が二点透視図法

eb6e4c12c470d21bbcae33f019d68ec8

 

三つ目が三点透視図法です。

2b8a7466c9bd3588fd53e75dedfcdc0d

 

V・Pは『Vanishing point(消失点)』の略です。E・Lは『Eye LineもしくはEye Level(目線)』の略。よく使われるのがEye Levelかな。

パースは絵を描くにあたって、必要不可欠です。この要素がなければちんちくりんな絵になってしまいます。

 

この中で一番使われてると思われるのが②の二点透視図法です。

初心者でよくやりがちなミスが、フレーム内に消失点を置いてしまうこと。例えばこんな感じ。

2e74bc9c6f0316351c3b7ae13b12c212

間違ってはいないのですがなんか窮屈で不自然です。

自然にするなら

c92d0be6b03210a9799c0496bda6d87b

 

フレームから大きく離れて消失点を取ったほうがいいでしょう。

しかし、PCの画面が小さく、消失点を置こうとしても余白が足りない!!となってしまうのがあるあるネタです。

デジタルなら最初に小さくパースをとって、後から拡大するっていう手もあります。

アナログの場合は部屋中を使ってヒモでパースを取る方法がありますが、非常にめんどくさい。パース定規を使ったほうがいいかもしれません。使い方の動画はこちら。(使いこなすには時間がかかりそうだ・・・)

それにパースに従ってきっちり描くと逆に不自然になる事が多いので、大体それっぽく見えればOKです。

見栄えさえよければそれでよし。周りから明らかにこれパース狂ってるよねと言われちゃうのは少々問題ありかもしれませんが。

 

また、アイレベルは必ずしもフレーム内に収まっているということはありません。

カメラが下を向けば、アイレベルもそれに従って上に移動します。逆にカメラが上を向けばアイレベルは下に下ります。

アイレベル=カメラの位置、角度によってアイレベルも移動すると覚えておきましょう。

421bc22cc0d22a456f955c96229b5efc

 

 

 

奥行き感を出す

例えば同じ幅の建物を消失点に向かって並べた時、やりがちなミスがこちらです。

5f2aac30c3e162e297318024aa57d50a

幅を等間隔にしてしまうと段々横が長い建物になってしまいます。段々狭めていくようにしましょう。

学校物をよく描く人は教室内を描く事が多いと思います。机とか非常に描くのがめんどくさいですよね。パースをしっかり測って描いても少しずれて台無しになってしまうこともしばしば。なのであえてしっかりパースをとらないで描くという選択もありかもしれません。慣れると感覚で描けるようになるので時間短縮にもなります。

フリーハンドなので汚いです。すみません。

2d760697a5ba2040601f61d6ef494e44

 

あくまでもパース線はガイドとして見て、それっぽくなるように調整するのがコツです。

最後に、

パース線2

こんなガイドパースを作ってみました。

大きいサイズはこちらからどうぞ。3000×3000くらいあります。

 

パースは初心者にとってはひとつの壁だと思いますが、頑張って覚えましょう。

パースの説明はこちらのサイト様がとてもわかりやすいです。

 

【追記】

コメントでちょっとご指摘を頂いたのでアイレベルの追記説明をさせていただきます。

コメントで修正していただいた画像です。

dVIV0wl

 

指摘して頂いた内容は、『アイレベルは地面と平行の状態で見た場合、必ず画面の真ん中に来る』、というものです。

全くもって仰るとおりです!私が描いた絵は平行な角度なのにアイレベルが画面半分より上に来ています。これは坂とかじゃない限り間違いです。

カメラの角度によってアイレベルが上下しますよーという事だけしか頭になかったのが招いたミスです。申し訳ないです!またミスがありましたらじゃんじゃんご指摘ください!

 

アイレベルの意味

それでアイレベルについて調べ直したのですが、色々とわかってきました。

まず、絵でいうアイレベル・アイラインと地平線・水平線はイコールではないという事。コレ、結構勘違いされているみたいです。管理人も誤解してました。

ん?どういうことだ?と混乱しそうになりますが、アイレベルは目の高さ、地平線(水平線)は地面(水面)と空の境界を表す言葉です。別物ということです。

ちなみに大人(160cm)のアイレベルだと地平線までの距離はおよそ4,5キロ程の長さらしいです。しかも4キロ先だとアイレベルの高さも変化しているのですが(地球は丸いため)、そんなの分かるわけがないので地平線とアイレベルを一緒にしちゃおう!という感じになって誤解されるみたいです。

そして、アイレベルにはもう一つ意味があります。
アイレベルをカメラの高さではなく、被写体の目の高さに設定する場合もあります。これをアイレベルショットと呼ぶことがあります。被写体の目線の高さで見た構図ですね。例えば座ってる人の目の高さに合わせた構図や子供の目線の高さなど。

アイレベルの理屈はこんな感じです。ただアイレベルをど真ん中にして描くのは実際あまり無い気がするので理屈だけ覚えておくといいと思います。(微妙なフカンやアオリにして描く事が多いため)

カメラが地面と平行という事が明確な場合、ど真ん中にすればいいんじゃないでしょうか。うーんアイレベルって奥が深い。

参考:

【イラスト】アイレベル=水平線って誤って考える人が多い件【パースの話】

アニメ監督・高橋敦史氏のアイレベルについて描いたやつ

ためになる講座

【アイレベル】のみを使ってキャラクターをレイアウトする手順 by 高畑ゆき on pixiv

スポンサードリンク
吉成曜画集 ラクガキ編

Comment

  1. 匿名 より:

    初コメ失礼します。
    アイレベルの話で少し気になったので書かせてください。
    それと大変失礼かと思いましたが、説明のため画像をお借りしました。
    カメラの目線が地面と並行になった場合、アイレベルは例外なく画面のど真ん中に来ます。
    自分の画像で言う、真ん中の絵のような感じになります。(正確にはこの構図のみをアイレベルの状態と言うらしいです)
    管理人さまの描かれた右上の構図の場合、若干俯瞰気味になっているという解釈です。
    何が言いたいかと言うと、アイレベルの高さはカメラが上下どちらに向いているかという事にのみ影響を受け、そのときのカメラの高さは関係ないと言うことです。
    細かい事ですが個人的に結構重要なことだと思うので書かせていただきました。
    また、自分も勉強中の身なのでもっと詳しい方からのつっこみも有るかと思いますが、その際はご容赦下さい。
    長文失礼しました。
    dVIV0wl.jpg

    • ☆moera ☆moera より:

      ご指摘ありがとうございます!仰るとおりですね。また何かミスがありましたら教えていただけると幸いです。

  2. 匿名 より:

    4コマが吉田戦車テイストで草

  3. 匿名 より:

    幸子さんかわいいですね!
    いつも背景真っ白なので頑張って勉強します

  4. 匿名? より:

    カラー四コマ可愛い

  5. 匿名 より:

    今回の感想。
    はっきり言いますが、アイレベルだの3点透視だのは、基礎ができていない状態でいくら理論を学んだところで役に立ちません。
    私の場合は、写真を見て描く練習をしていました。
    そのうちの一つを見せてアドバイスをお願いしてみたら、以前の記事のコメントでお話しした、「教えたがり屋さん」は黙り込んでいました。
    人物ではあれだけピーピーギャアギャア言っていたのに、都合が悪くなるとダンマリです。
    「勝った!」と思った反面、「こんな奴らに教えを請おうとしていたとは……」とも思いました。
    ともあれ、これで、背景を描く自信をつけられました。

    『パースの法則よりも観察眼を身につけてください』
    『先にテクだけ身につけちゃうと、奥行きがおかしな事になってても気付けません』
    (『ヘタッピマンガ研究所R』より)

  6. 前述の画像がこちらです。
    いかがでしょうか?
    BYvsotw.jpg

  7. 匿名 より:

    こんにちは。いつもはROMに徹するタイプの人間ですが、記事のコメント反映部分がどうしても気になったので初コメさせていただく所存です。

    『アイレベルは地面と平行の状態で見た場合、必ず画面の真ん中に来る』は誤りだと思います。
    理由は画面=視界全体とは限らないからです。描き手には視界のどの部分を切り取って画面とするかを決める自由があります。「消失点を画面の外に置く」というのがその切り取り方の一つです。
    よって、視界の上or下の方を切り取れば「視線が地面と平行なのにアイレベルが画面の中心を通らない絵」を描くことが可能です。
    「一点or二点透視でアイレベルが画面の中心を通らない絵」がそのようにして描かれた絵です。実際よく見かけますよね?
    カメラが傾いているのは三点透視で描かれたものだけだったはずです。

    すなわち、画面上のアイレベルの高さは、カメラの高さだけでなく傾きにも関係ないということです。
    但しこれはあくまで理論の話です。「アイレベルが画面の端or外にあるのに三点透視ではない絵」というのも理論上では可能です。しかし、それは地面と平行に構えたカメラに映る景色の端っこを切り取って描かなければならない絵であり、わざわざそのようにする意味が殆どないので、見かけることはほぼ無いはずです。
    故に「アイレベルが画面の端or外にある=カメラが傾いている」という認識が生まれるのだと思います。

    口だけ君のくせに色々と断言した文章になってしまい恐縮しております。誤った認識でしたら申し訳ありません。

    • 匿名 より:

      一番最初に書き込んだものです。
      確かに画面をトリミングするという事を失念していました。そういった方法を取れば確かに描けますね、ご指摘ありがとうございます。

      ただ反論と言うわけではないのですが、望遠レンズを使えば一点or二点透視の様なパースでアイレベルを画面外に外した映像は実際のカメラでも撮れたりします。
      あくまで「様なもの」なので厳密には三点目もあるのですが、かなり緩やかになっているので絵で描く場合は一点or二点と割り切って描いてしまってもそんなに違和感ないものになったります。
      奥行きが圧縮されるので標準レンズ等の様な普通の見た目に近いパースにはなりませんが、選択肢のひとつとして覚えておいてもいいかもしれないかと思います。

      • 匿名 より:

        昨日コメントを書き込んだ者です。

        なるほど、そういうケースもあるのですね。ただ私はその理論に従った絵を見たことが恐らくないので、あるなら見てみたいですね。
        畢竟私の言いたいことは、「画面上におけるアイラインの位置とカメラの傾きが常に連動するとは限らない」ということであり、それが管理人やこの記事に目を通した人たちに伝わりさえすればOKなのです。

        • 匿名 より:

          何度も書き込み申し訳ありません。
          そういった構図は実写やアニメ漫画でも多用されていますよ。
          例えば、山の上から撮ったような街並みの様子、スナイパーが照準を覗いているシーン、キャラにピントが合って背景がボケているようなシーン等々
          これらの構図はトリミングしている訳ではなく単に三点目が分かりにくくなっている俯瞰や煽りの構図です。
          管理人さんの描かれた窮屈なパースを自然に見せる描き方も、要は望遠レンズで見た構図に近づけているという事なんです。
          消失点を離す=被写体から物理的に離れるという事なので、必然的に望遠の方のレンズに変えていく必要があります。結果として多少の俯瞰や煽りであれば三点目を無視しても違和感がなくなるという事です。
          そういった理屈で描かれているのが、アイレベルが画面中央から外れて三点目のパースが無くても違和感のない絵なんだと思います。

  8. 匿名 より:

    先程残したコメントに補足させていただきます。

    「カメラが傾いているのは三点透視で描かれたものだけ」と書いてしまいましたが、それは地面対して平行に設置された描写対象に対してのみ通じる話でしたね。カメラと同じ角度で傾けられたものは三点透視にはならないはずです。
    また、一点透視で描写可能なものをカメラを傾けて描く場合は、地面と平行であったとしても消失点は2つになります。よく知られている二点透視を90度回転させたものと同様です。
    さらに、カメラが真上か真下を向いている場合も三点透視にはならないかと思います。

    いずれもレアケースなので失念しておりました。連投失礼いたしました。

コメントを残す

コメントフォームの使い方とお約束 ※クリックで開きます

このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサードリンク
PAGE TOP ↑